Nagasaki pref. King of Athleteの奥村です。
走幅跳が専門の私ですが、十種競技に出場させていただきました。
ことの発端は何か忘れてしまいましたが、本当は昨年度の県選で植田さんと一緒に出場する予定でした。
しかし、私があまりにも練習ができず十種目の競技をする自信がなく植田さんを裏切ってしまうのでした。。
今年こそは裏切らないようにとは思いつつも、本当に出場するのか自分でも半信半疑で過ごす冬でした。
そんな中、小学校からの陸上競技つながりである諫早農業卒の吉田翼や同じ大学で4年間頑張った400mH九州インカレ7位の今村嘉克が十種競技に出場するということを知りました。
また壱岐でお世話になった黒木さんも出場する運びとなりました。
同い年の二人と、お世話になったスプリンターと出場するならいよいよ私も出場しなければなりません。。
十種競技で問題なのが、棒高跳です。
せっかく出場するのだから最初から記録なしとするのではなく、十種目しっかりと記録を残したいと考えていました。
幸運にも近くの島原農業高校の内田先生や島原農業高校の生徒に教えてもらいながら、少しずつ練習をすることができました。
またやり投ではコソコソと他県の試合に出場していましたが、やりが刺さらず2試合出て、計8投中8投が赤旗という結果でした。
一緒に出場していた生徒も私の投てきを見て呆れていました。。
ですが、今田直弥先生のアドバイスがありなんとか刺さるようになってきました。
そのアドバイスとは
「強引に!」
今村さんが得意なやつです。
前置きが長くなりましたが、朝9時に競技開始ということで4時半に起きて準備をしました。
大変緊張した朝でした。
この写真の表情から十種目後はどうなるかなと思ったものです。
1日目を振り返ると
朝9時開始の100mの11秒5は上出来!
幅は100mが11秒5だったので7mを狙ったものの、ふくらはぎが攣ってしまい達成できず。
試技前に練習をし過ぎた。
砲丸も上出来の9mオーバー!
高はまずまずの1m60。背面跳を習得するように大学の後輩になった選手から助言があった。
400mはまさかの54秒台!120%の力が出せた!
いろいろペース配分を考えていたけど、スタートしたら頭が真っ白になってただただ走ってしまった。
でもそれが良かったのかも。。
1日目をトップで折り返しました。
1日目が終了した同い年トリオ。
達成感があります。
島原農高の選手が、みんなで応援してましたと伝えにきてくれた。
ありがとう!!
2日目も4時半に起き、7時前にはサブに。
十種に出場している選手はみんな意識が高い。
110mHは高さにびびってしまい、16秒90。
せめて16秒前半は出したかった。
円盤は納得いかない23m台。
口加っぽい入りを意識したのに。
生徒が「いけー!」って叫んでくれたのに。
棒高跳は納得の3m。
踏切までで勝負するつもりで、踏切からはテキトーだったので顔からマットに落ちることもあった。。
今も首が痛い。。
やり投はぼちぼちの40m台。
刺さらなかった時期を過ごしたことを考えれば上出来だけど、もっといきたかった。
「強引に。」
そして最終種目の1500m。
スタート前は物凄くピリピリしていた。
俺がそう勝手に感じていただけかもしれないが、ピリピリしていた。
9種目を終わってトップ。
このまま優勝してプログラムに名前を載せたいのが本音。
しかも今年度は学校名で登録している。
しかし、俺は1500mは苦手だし2位につけている植田さんは得意な方。
頑張らんばいかん。
緊張感を思い出させてくれる好きな写真です。
久しぶりの1500mはめちゃくちゃきつかったですが、先輩の体育の先生が言われている「気持ち!!」を自分に言い聞かせながら走りました。
ラスト300mは気持ちでした。
幸運にも優勝することができました。
十種目後の感想としては
「やっちゃきつか。」
です。。
達成感もありますが、体のあちこちが痛いしとにかくきつい。
デカスリートのすごさを知ることができました。
十種競技をおこなうにあたって、たくさんの人に応援していただきましたし、審判に入っていたにもかかわらず2日間ご迷惑をおかけしました。
指導者また自分のとこの生徒や他校の生徒からアドバイスをいただきました。
島原高校の生徒と一緒に走らせてもらいました。
十種競技を通じて仲間が増えました。
追木くん、写真を使わせてもらいました!
大学の同級生もわざわざ佐賀からバームクーヘン片手に応援に来てくれました。
一人で競技はできないなと改めて感じています。
仲間がいるからまだまだ成長できる。
エンジョイ陸上を続けつつ、今回思ったような結果が出なかった生徒をどうにか高総体で活躍させたいと思います。
長崎県高校総体まであと10日。