H29植田的長崎県選

Nagasaki pref. King of Athleteになれなかった植田です。

400mが専門の私ですが、十種競技に出場させていただきました。

ことの発端は昨年度の県選で、混成初挑戦の生徒と一緒に出てみようと考え、軽い気持ちで申し込みをしてみました。

昨年度は奥村に声を掛けるもはぐらかされ、2種目目にして肉離れを起こして途中棄権。なんとも不完全燃焼な状態で大会を終えたことを覚えています。

今年の十種競技参戦は昨年度のリベンジも兼ねており、かなり早い段階から奥村に声を掛けていたこともあって参戦してくれるようでした。

また、壱岐からは普段からお世話になっている黒木さんが参戦するとのこと。誰よりも早くエントリーしてくれて、「100mで3人一緒に走りたいね」とアツい想いを語ってくれました。

…見事に別組でしたが。

エントリーも無事に果たし、あとは本番を迎えるのみとなりました。

十種競技で問題なのが、棒高跳です。

壱岐には専用のマットなどなく、ポールもおそらく島内に1本しかありません。

身内にポールボウルターがいますが、見るのとやるのとでは大違い。スプリントゲーム終了後のサブグラウンドで追木くんに(正確には諫早農業に)ポールを触らせてもらいましたが、さっぱり跳べるイメージが湧きません。

ポールは0点間違いなし。奥村はポールの練習してるらしいし、ここで200点以上差ができると優勝は無理かな。

…というのが試合前の気持ち。練習できないことを環境のせいにするなんてダメですね、反省してます。

前置きが長くなりましたが、朝9時に競技開始ということで5時起きで準備をしました。

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昨年度とは違い、大勢の大人アスリートが十種競技に向けて準備しています。

緊張感と同時に、楽しみな気持ちが湧き上がってきました。

1日目を振り返ると

朝9時開始の100mの11秒50はまあ上出来!

幅は高校生に負けたくない気持ちを抑え、肉離れしないようにふんわり走ってきてふんわりジャンプ。6m10は一応合格点かな。

砲丸は大誤算!年始の公認コーチ講習会で投擲を学び、投げられるつもりになっていましたが⒎26㎏は重かった。…7mすら飛ばず、点差のつきにくい投てき種目で150点近く離されました。

高も失敗して1m65。奥村は「逆足踏切なんで50しか跳べないですよ」とか言いながら60跳ぶし、全然点差が詰まりません。

400mは狙い通りの50秒台。ただし目標は奥村を5秒離して逆転することだったので、目標達成ならず。

1日目をトップと15点差の2位で折り返しました。

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1日目を終え、次第に優勝したい気持ちが出てきました。本来なら1日目でリードしているはずだったのに、それができなかったことで逆に火がついたようです。

よし、棒高跳びにも挑戦してみよう。

2日目は4時半には目が覚め、身体には適度な疲労感。前回大会では経験できなかった2日目が始まります。

110mHは予想外に走れて16秒52。隣のレーンを走った高校生とほぼ同じリズムで走れたのが良かった。総合得点では微差ながらトップに躍り出る。

円盤は20m投げられず不本意な結果に。円盤の合間に出場したマイル予選では、フィールド内から十種競技組に応援され、なんとも言えない一体感のようなものを感じました。…俺だけ?

棒高跳はまさかの2m70。跳べるなんて思ってなかっただけに大満足。ただ、調子に乗って2m80をパスしなければ…。なんてタラレバを言い出したらキリがないですね。

やり投は38m40。学校の練習では25mくらいしか飛んでなかったので、大ベスト。欲を言えばキッチリ刺したかった。

俺も参考にしました「強引に。」「今村のように。」!

そして最終種目の1500m。

スタート前は物凄くピリピリしていた。

俺がそう勝手に感じていただけかもしれないが、ピリピリしていた。

9種目を終わって奥村とは158点差。秒数に換算すると約25秒。

4分30秒で走れば勝てる!

ということで、本来なら走るべきマイル決勝を辞退してしまいました。1500m直後にマイルが控えていると全力を出し切れないと思ったからです。こんなワガママを聞いてくれて、しかも九州選手権行きの切符を確保してくれたマイルメンバーには感謝です。

よし、1500mに集中だ。

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奥村もお気に入りのようですが、俺も好きですこの写真。ちなみに一番のポイントはこっそり写ってる梅田。

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いよいよ1500mスタート。先頭がどんなペースで走ろうと100mにつき18秒ペースで行こうと決めていました。

余力があればラストスパートかけて4分30秒切れるかも…なんて考えていましたが、そこまで甘くないのが十種競技。ラスト300mは身体が動かず、ヘロヘロでゴールしました。たぶん気持ちが足りなかったんだな。

ゴール後は奥村のタイムが気になって見守ります。「5分かかってくれれば」という祈りも虚しく奥村は4分58秒。この瞬間敗北を確信しました。

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十種目後の感想としては

「楽しかったけど、とにかく悔しい!」です。

達成感もありますが、やっぱり勝負事は負けたら悔しいんだなと再確認。

そしてデカスリートの偉大さを、身をもって知ることができました。

十種競技をおこなうにあたって、たくさんの人に応援していただきましたし審判の皆さんには2日間ご迷惑をおかけしました。

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次は高総体。自分のような悔しい思いをする生徒が出ないように、これから1週間はしっかり調整させたいと思います。

陸上って楽しいな。

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