小学4年生から陸上競技を始めた奥村です。
陸上競技しかやっていないため、球技には自信ありません。。
今日は長崎県定時制通信制体育大会が佐世保地区の高等学校を主会場に開催されました。
僕は昨年度まで顧問をさせていただいていた大村高校定時制サッカー部の応援に行きました。
サッカー競技には大村高校定時制、佐世保工業定時制、佐世保中央高校夜間部の3校が出場しました。
昨年度、長崎県大会覇者であり全国大会ベスト16の大村高校定時制は当然2連覇を目指します。
全国大会優勝の目標を掲げたからには長崎県大会で負けるわけにはいきません。
初戦は佐世保中央高校夜間部との試合でした。
まだ若いチームのようでしたが、一昨年の全国大会出場チームとあって油断はできません。
試合開始1分で大村高校定時制はゴールを決め、自分たちのペースで試合を進めることができました。
僕がいた昨年度までとは違い、余裕があります。
それは油断に繋がるものではなく、昨年度の経験が彼らにゆとりを与えているのだと感じました。
1試合目は完勝することができました。
2試合目は佐世保工業定時制と佐世保中央高校夜間部です。
と中まで拮抗した試合でしたが、先に試合をしていた佐世保中央高校夜間部は疲れから脚が止まり後半には点差を広げられてしまいました。
佐世保工業定時制が勝利しました。
これで次の3試合目に勝利したチームが全国大会への切符を手にすることになります。
昨年度の優勝校であり、試合の日程的に休むことができている大村高校定時制の優位は動きません。
試合前にもキャプテンを中心にまとまり、油断はありません。
試合が始まり、お互いに攻守を展開する両チーム。
すると佐世保工業定時制の少し遠めからのシュートがゴールネットを揺らします。
先制点は佐世保工業定時制。
思っていた展開とは違い、少し焦りだす選手たち。
頼りになるキャプテンやエースには厳しいマークがつきます。
なかなか思い通りにプレーをすることができないまま前半戦が終了しました。
ハーフタイムには先生方の指示をだまって聞いている選手たち。
応援に来ていたある生徒が、学校でみる姿とは全然違う、と言っていました。
昨年度までしかわかりませんが、指導に従わないこともありました。
反発することもありました。
だけど今は全国大会出場、長崎県大会2連覇という同じ目標にむかって一つになっています。
練習だけではなく、授業や生活面にもしっかり取り組むように選手たちで話し合ったと聞いています。
負けているとき、思い通りに試合が進まないときこそ本当の力が試されます。
ケンカするようなチームではない。
自分の意見ばかり主張するようなチームではない。
キャプテンが俺に言ってくれた
成長した姿を見せます。
という言葉。
競技だけでなく人間的にも成長した姿を見ることができました。
後半が始まるとPKのチャンスをキャプテンが落ち着いて決め、勢いづいた選手たちは怒涛の攻めをみせ3対1で勝利することができました。
2連覇を果たし、全国大会優勝に向けて挑戦できる権利を得ました。
熱いものを見ることができましたし、感動を与えてくれました。
今の学校も充分に楽しいのですが、彼らと離れている現実も寂しいものがあります。
全国大会にも来てくださいと何もできない俺に言ってくれるその気持ちがめちゃくちゃ嬉しかったりします。
待ってろ静岡県。
待ってろ日本平!
サッカー大会しか紹介できませんでしたが、他にもバスケットやバドミントン、軟式野球、卓球など競技があったようです。
ここには働きながら学び、さらにスポーツにも取り組む青春があります。